ボツワナ独立50年──アフリカ型成功モデルの終焉?
ニューズウィーク日本版 / 2016年9月29日 21時4分
同性愛は違法とされ、先住の狩猟採集民族であるサン人はひどい差別にさらされている。
ダイヤモンド産業以外の経済多角化に失敗し、経済成長は停滞している。今後20年でダイヤモンド鉱山が枯渇するという憂慮すべき予測もある。
半世紀前に独立したボツワナがかつて、異なる人種も団結できるという感動的なメッセージを放っていたのは確かだ。その意味で、ボツワナを勝者の「ユナイテッド・キングダム」として描くのは間違っていない。
ただし、成功はずいぶん昔の話。経済成長や人権、社会正義の分野で改善に取り組まない限り、ボツワナが再び成功を祝う日はやって来ないだろう。
James Kirby, PhD candidate in History, La Trobe University
This article was originally published on The Conversation. Read the original article.
ジェームズ・カーバイ(豪ラ・トローブ大学博士課程)
この記事に関連するニュース
-
【逆説の日本史】「英米対決路線」と「民族自決路線」が「同じ穴のムジナ」と言えるのはなぜか
NEWSポストセブン / 2024年7月15日 11時15分
-
海自の練習艦「アフリカの大国」と史上初めて共同訓練 実はかなり重要な“要衝地”
乗りものニュース / 2024年7月9日 17時12分
-
南ア大統領が連立内閣発表 白人主体政党から6人入閣
共同通信 / 2024年7月1日 12時35分
-
「反共主義」のためならナチスの残党も利用する…長らく"孤立主義"だったアメリカを大きく変えた「2つの脅威」
プレジデントオンライン / 2024年6月25日 9時15分
-
ラマポーザ大統領、民主化以降7代目の南ア大統領に就任、各国から祝辞(南アフリカ共和国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月25日 0時35分
ランキング
-
1米国初の女性・アジア系大統領を目指すハリス氏、手腕には厳しい評価も
産経ニュース / 2024年7月22日 19時11分
-
2バイデン氏の撤退決断、米主要紙が評価 「勇気ある選択」「米国の最良の利益」
産経ニュース / 2024年7月22日 19時34分
-
3北朝鮮エリートの脱北ラッシュ、なぜ外交官なのか…海外生活で「目覚めた」
KOREA WAVE / 2024年7月22日 16時30分
-
4南シナ海で「屈服せず」 比大統領、緊張緩和模索も
共同通信 / 2024年7月22日 22時59分
-
5バイデン氏大統領選からの“撤退表明” トランプ氏「いんちきジョーは最悪の大統領」とSNS投稿
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月22日 11時43分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください