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南スーダンで狙われる国連や援助職員

ニューズウィーク日本版 / 2016年10月12日 19時30分

 送別会に出ていたハレドが聞いた銃声はグデレという町のもの。反政府勢力が政府の検問所を銃撃、少なくとも4人の政府軍兵士を殺した。



 2日後、キールの部隊は戦車、大砲、攻撃用ヘリなどの重火器を持ち出して反撃。300人以上の市民が死んだ。うち数十人は助けを求めて国連施設に逃げてきた住民だった。キールの部隊はマシャールを国外へ追い出した。

 米政府も国連も、アメリカ人やPKO隊員が襲撃されたことについてはあまり南スーダンを責めたがらない。数万人の国内難民を保護し国づくりを支援するため、PKOを増員させて欲しいと頼む立場だからだ。ある国務省高官は、7月の襲撃は訓練の行き届かない兵士が戦闘に乗じて暴走したもの、と言う。

 南スーダンは、外国人に対する襲撃や嫌がらせがあったことを否定している。駐米南スーダン大使のガラン・ディン・アクオンはフォーリン・ポリシーに対しこうコメントした。「我が政府が国連の活動を妨害しているとか、人道援助を邪魔しているというのはウソだ」

From Foreign Policy Magazine



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