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なぜビル・クリントンは優れた為政者と評価されているのか

ニューズウィーク日本版 / 2016年10月20日 11時35分

 クリントンの評価はいまなお上昇傾向にあり、その名はもはや民主党支持者に安心と安定を与える「優良ブランド」になった感さえある。

 2016年6月7日、民主党の大統領候補に内定したヒラリー・クリントンが「もう1人のクリントン」として早くから注目されてきたのも、こうした背景によるところが大きい。

【参考記事】元大統領の正しい使い方

 以上のような多様な要因を考慮することなくして、クリントンを語ることはできない。本書では、クリントンという政治家の持つ多様な顔を検討することを通じて、彼の全貌を描き出していく。

 クリントンが大統領に就任した90年代初頭、アメリカは国内で経済不況、国外で冷戦の終焉という大きな変化に直面していた。クリントンは大統領として、国内外の変化にどのように対応したのだろうか。また、クリントンはアメリカ政治にどのような「遺産」を残したのだろうか。

 クリントンの全貌を描くことは、90年代のアメリカ政治の全体像を描く作業であるとともに、現在のアメリカ政治を歴史的文脈に位置付けて考える作業でもある。

※シリーズ第2回:ビル・クリントンの人種観と複雑な幼少期の家庭環境


『ビル・クリントン――停滞するアメリカをいかに建て直したか』
 西川 賢 著
 中公新書



ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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