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独身男性の「結婚相手は普通の子がいい」は大きな間違い

ニューズウィーク日本版 / 2016年12月24日 8時45分

 夫婦生活で最も求められるのはバランスの良さであり、何かが秀でていても、何かが大きく欠落している人との生活は、不満が募り、我慢を強いられる。つまり、"普通"を併せ持っているだけで、その女性は結婚相手に選ばれやすくなるのだ。裏を返せば、「見た目、年齢、性格、家事能力のうち1つ以上に難があるから、その女性は独身」とも言える。

 あなたに求められているのは、「普通の人がいい」などと言わず、「ブス」「デブ」「年上」「性格に難アリ」「家事下手」のどれなら引き受けられるか? という潔い選択。もしこれらの短所があったとしても、「普通以下」とみなしてシャットアウトしないことが大切なのだ。

【参考記事】生涯未婚率は職業によってこんなに違う



 あるいは、「ブスは3日で慣れる」を信じるか、「どんな女性もどうせ歳を取って劣化する」と割り切るか、「歳を取れば穏やかな性格になるだろう」と楽観視するか、「家事は自分が頑張ればいい」と引き受けるか。どれならできそうなのか、本気で考えてみてほしい。

 1つ言っておきたいのは、「そういう女性しかいないなら結婚なんてしなくていい」なんて突っぱねると後悔する、ということ。あなたがこの先の人生で、【3章】の仕事、【4章】の人間関係、【5章】の趣味とお金、【7章】の健康のいずれかでつまずいたとき、必ずや「結婚しておけばよかった」と思うときが来るからだ。もちろん結婚しなければいけないわけではないが、突っぱねて選択肢から排除することはやめたほうがいいだろう。

 昨年結婚した私の相談者さんが対照的な経過を辿っているので、ぜひそのエピソードを参考にしてほしい。

 青果店勤務の和友さん(43歳)は、近所の公園に犬の散歩へ行っていたとき、そこで出会ったある女性に愛犬家の集まるサークルを紹介してもらい、すぐに参加。20人を超える愛犬家と知り合った。

 その後、公園近くのドッグカフェで何度か集まるうちに初老の夫婦と仲良くなり、奥さんから、「よかったら娘(38歳)を交えて会ってほしい」と言われた和友さん。会ってみると、「正直、見た目がタイプではなかった」ものの、お互いの犬を交えて楽しく過ごせたこともあって、2人で食事に行くことに。2人きりになって話してみたら、思いのほか居心地がよく、「また会いたい」と思ったが、彼女から「結婚前提のおつき合いならぜひ。そうでないならごめんなさい」と言われてしまう......。

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