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「トランプはロシアに弱みを握られている」は誤報なのか

ニューズウィーク日本版 / 2017年1月12日 18時19分

 医療保険制度改革(オバマケア)に話が及ぶと、共和党のトム・プライス下院議員の保健福祉長官への就任が上院で承認されれば、新政権発足後に廃止案と代替案を提出する用意があると述べた。プライスはオバマケアに反対する急先鋒の一人だ。「オバマケアは民主党が生んだ問題だ」とトランプは会見で主張した。「我々は民主党の代わりに問題を取り除いてやる。ものすごいサービスだ」



 メキシコとの国境に築く壁の建設費について、トランプはメキシコ政府の負担を取りつけるまで1年半くらいは待てるとしながらも、「待つのは不本意だ」と語った。最終的にアメリカ国民の税金で建設費を負担する羽目になるとの指摘には、こう反論した。「メキシコに返済させる。必ずそうなる」

 大統領就任後のプランについて、2つの重大な見通しも明らかになった。1つは大統領就任式がある1月20日から2週間以内に、連邦最高裁判所の判事を指名すること。もう1つは、就任後90日以内に、マイク・ポンペオ次期CIA長官とダン・コーツ次期情報長官から「ハッキングに関する重大報告」を受けることだ。

 トランプはまたしても、納税申告書の公開を約束せず煙に巻いた。現在は当局による「監査中」としたうえで、「自分は勝った」からもう公表する必要はないと主張。ある記者が過去の納税申告書を公表することは歴代大統領の慣例だと指摘すると、小馬鹿にした様子でやり返した。「ええっ、そんなの一度も聞いたことなかった」



ルーシー・ウェストコット


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