韓国大統領選挙は4月26日投票で確定? 出馬予定者走り出す

ニューズウィーク日本版 / 2017年1月27日 6時29分

<韓国の憲法裁判所がパク・クネ大統領に対する弾劾審判について3月13日以前に終わらせると明らかにし、仮に弾劾有効という判断がなされた場合、次期大統領選挙は4月26日になると予想されている。今月帰国したパン・ギムン前国連事務総長をはじめ、出馬候補と目されるキーパーソンは韓国各地を訪れ、選挙戦に向けて早くも動き始めた──>


 パク・クネ大統領に対する弾劾審査を担当している韓国憲法裁判所のパク・ハンチョル所長は25日、弾劾審判の結果宣告について「イ・ジョンミ裁判官が退任する3月13日以前に行わなければならない」と明らかにした。ソウル新聞などによれば、パク・ハンチョル所長自身も今月31日に任期満了で退任する予定で、所長は自身の退官後について、「イ・ジョンミ裁判官が、本裁判所長権限代行として審理を行う」とも表明。この発言を受けて、韓国政界では大統領選挙の日程を予想よりも前倒しになるという見方を強めている。

(参考記事:韓国大統領の弾劾審理、3月13日までに終了を=憲法裁所長)

 憲法裁は25日パク大統領側が申請した証人39人のうち10人を受け入れ、このうち3名は9日以降に証人尋問を行われることから、尋問が終わるのは2月3週目前後と予想される。憲法裁は毎月最終木曜日に判決を出す慣例から、2月23〜3月9日までには弾劾審判が言い渡されるもようだ。今のところ、審理に時間を要することから3月9日がXデーになる可能性が高いといわれる。

 仮に最高裁が弾劾決定を下せば、韓国憲法68条2項に基づいて60日以内に新大統領を選出する必要がある。韓国の大統領選挙は通常水曜日に行われ、60日間で最後の水曜日は5月3日だが祝日でその後、こどもの日なども続くため、その1週間前の4月26日が投票日として有力視されている。ちなみに、仮に弾劾無効という結論が出された場合、大統領選挙は本来予定されていた年末まで持ち越される。




ひとり飛び出したムン・ジェイン

 さて、大統領選挙が"桜選挙"となることがようやく分かった段階だが、出馬を予定する者たちの争いは既に始まっている。

 文化日報が25日発表した最新世論調査では、次期大統領候補者の支持率ではムン・ジェイン前共に民主党代表が31.2%と大きくリードしており、それにパン・ギムン前国連事務総長が16.0%で続いている。3位は"韓国のトランプ"と勝されるイ・ジェミョン城南市長10.7%。以下、ファン・ギョアン大統領権限代行首相7.9%、アン・ヒジョン忠南知事とアン・チョルス前国民の党代表がそれぞれ7.4%と続いている。

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