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最新技術が魅せる伝統美 MOA美術館、杉本博司監修でリニューアル

ニューズウィーク日本版 / 2017年3月2日 12時50分


天正14(1586)年に豊臣秀吉が御所に持ち込み正親町天皇に茶を献じたと伝えられる組み立て式の黄金の茶室。公家の日記などの資料から復元されたものです。すべてがまばゆい金色に光る、究極の豪奢を体感してください。 「黄金の茶室」 復元 会場展示から


麻縁の畳に樹齢数百年の行者杉を配した展示ケースは、床の間に置かれているかのような落ち着きをもたらします。《佐竹本三十六歌仙切》、明兆の《白衣観音図》から、別室では勝川春章や葛飾北斎の肉筆浮世絵たちまで豪華なラインナップです。 第一展示室ケース Photo: Masaki Ogawa/Courtesy of MOA Museum of Art Design Architect: Hiroshi Sugimoto+Tomoyuki Sakakida/NMRL


設計を担当した杉本の「海景」シリーズから、リニューアルオープンにふさわしい「熱海」をテーマにした作品たちも並びます。日本と東洋の古美術から現代アートまで。これからのMOA美術館を象徴する組合せの展示内容です。 杉本博司 《海景―ATAMI》 展示風景


2015年に「尾形光琳300年忌記念特別展」を機に、杉本が撮影・制作した作品が、今回ふたたびお目見えします。金地の明るい光琳作と冷ややかな月光を思わせる杉本作、新しい空間でともに観られる嬉しいチャンスです。 杉本博司 《月下紅白梅図》 2014年 プラチナ・パラディウム・プリント 会場展示から



「リニューアル記念名品展 +杉本博司「海景―ATAMI」」

~3月14日(火) 
開催場所:MOA美術館
熱海市桃山町26-2
開館時間:9時30分~16時30分(入館は16時まで)
会期中無休
TEL:0557-84-2511
観覧料:一般1,600円

http://www.moaart.or.jp



※当記事は「Pen Online」からの転載記事です。





坂本 裕子 ※Pen Onlineより転載


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