安倍首相、一帯一路協力表明--中国、高笑い
ニューズウィーク日本版 / 2017年6月7日 18時0分
●まあ、見てみようよ。お前が靖国神社に参拝しないっていうのを見届けてから、また話に乗ろうか。
●いやあ、やっぱり、中国の「大気」(心が広く立派なさま)だねぇ!中国5千年の歴史を学ぶことなんて、できやしないさ!
●中国人民は、お前を歓迎しない。
●いや、入らせろよ。「小日本」が「低頭」したんだよ! 中国のリーダーの下にひざまずきたいというんだから、いいじゃないか。ゆっくり遊んでやろうぜ。
●中華民族の偉大なる復興を成し遂げる日を待つだけさ。
●大国中国。ゲームは決まった。
もう、説明は要らないだろう。これが中国の本心だ。
華報道官の「(もし一帯一路に加盟したければ、)政策と行動で示せ」が何を表しているか、お分かり頂けたことだろう。
いくらかでも自分の経験が日本の役に立てばと願って発信してきた筆者としては、中国ネットのこのようなコメントを書きたくはない。しかし日本を思えばこそ、心を鬼にして書くしかない。安倍首相と日本政府に真意が届くことを祈るばかりだ。
長くなり過ぎるので、今回はここまでにする。
[執筆者]遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』『完全解読 中国外交戦略の狙い』『中国人が選んだワースト中国人番付 やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ』『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
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遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
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