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もはや常識? 日本の就活に「インターン」がもたらす功罪とは

ニューズウィーク日本版 / 2017年8月15日 17時5分

しかし人材は勝手には育たない。企業が新卒の学生に対し「即戦力」を求め始めてから久しいが、学生が「即戦力の新人」になるためには、どこかで彼らに成長の機会が与えられる必要がある。そうした認識を持たず、「経済合理性」や「企業の成長」ばかりに流れて、「選抜のため」だけに企業が若者の時間を奪うとしたら、成長するチャンスや時間はどんどん失われていくだろう。

その先にどういった社会が待っているだろうか。サステナブルな社会を実現することができるだろうか。しっかりと長期的な視点で考える必要があるだろう。


[執筆者]
福島創太(教育社会学者)
1988年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、株式会社リクルートに入社。転職サイト「リクナビNEXT」 の商品開発等に携わる。退社後、東京大学大学院教育学研究科修士課程比較教育社会学コースに入学。現在は、同大学院博士課程に在学しながら、中高生向けのキャリア教育プログラムの開発に従事している。著書に『ゆとり世代はなぜ転職をくり返すのか?――キャリア思考と自己責任の罠』(ちくま新書)。


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福島創太(教育社会学者)


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