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投資家が夢見る、大化けする銘柄「テンバガー」の見つけ方

ニューズウィーク日本版 / 2017年9月15日 10時20分

話題性があり業績が急拡大している企業

ピーター・リンチは、タコスチェーンのタコ・ベルやダンキンドーナツに自ら足を運んで、常に消費者目線を忘れないリサーチを行なっていたと言われています。

ペッパーフードサービス<3053>は、「ペッパーランチ」などのレストランを展開する企業です。2009年には、O-157による食中毒が全国に広がったことで業績が悪化しました。しかし様々な改善策によって2012年には業績が底打ちし、2013年に展開を始めた「いきなりステーキ」も話題となって快進撃を続けました。株価も、2012年から現在にかけて20倍以上の大幅上昇となっています。





多店舗展開というビジネスモデルで急成長する企業は、小売業に多く見られます。「磯丸水産」で知られるクリエイト・レストランツHLD<3387>や、東北でドラックストアを展開する薬王堂<3385>もテンバガーとなっています。

【参考記事】未来のアップルを探せ! 成長株を見極める5つのポイント

企業の成長によるテンバガーがある一方で、短期資金の流入によるテンバガーもあります。テンバガーといえば、こちらのイメージのほうが強い方もいらっしゃるかもしれません。次に紹介するのは、そんなテンバガーの例です。

旬なテーマがある企業

「旬のテーマ」はテンバガーの重要な手がかりです。テーマはその時々で変化していきます。

たとえば、リミックスポイント<3825>。電力事業を中心に展開する会社ですが、2016年、新規事業として仮想通貨取引業を行う「BITPoint」を設立しました。ビットコインなど仮想通貨への注目度の高まりとともに、ビットコイン関連銘柄として資金が流入し、足元の株価は暴騰しています。



過去には、インバウンド銘柄が注目を浴びたときに、ドンキホーテ<7532>、ラオックス<8202>などの株価が大きく上昇しました。2016年にはフィンテック銘柄として、さくらインターネット<3778>、マイナンバー銘柄では、ITbook<3742>などがテンバガーとなっています。

業績拡大が期待できる材料がある

ミクシィ<2121>は国内SNS「ミクシィ」を運営していますが、収益の柱は2013年10月に投入したスマホゲーム「モンスターストライク」です。この大ヒットによって、2015年3月期の営業利益は対前年比110倍近くとなり、株価も大きく値上がりしました。

その後はやや低迷しましたが、現在は主力の「モンスト」の大型アップデートで復調し、大きく株価を回復させています。

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