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ドイツ総選挙でトルコ系住民はエルドアンに従うか

ニューズウィーク日本版 / 2017年9月23日 12時20分

「民主主義と自由と安全を享受してきたのに、彼らはトルコの民主主義を圧殺する票を投じた」――独ニュース週刊誌シュピーゲルの元トルコ特派員ハスネイン・カジムはそう嘆いた。

エルドアンの選挙介入にドイツの世論と政治家は強く反発している。メルケルは「いかなる干渉も容認しない」と宣言。ジグマル・ガブリエル外相とハイコ・マース法相は「エルドアンはドイツのトルコ系住民を扇動して、文化戦争に駆り立てようとしている」と警告した。

だが改憲を支持した人たちがドイツの選挙でエルドアンの指示に従うとは限らない。ベルリンのフンボルト大学のセラト・カラカヤリ教授によると、「トルコ系ドイツ人はトルコとドイツという2つの異なる文化圏とその社会規範を自分の中に抱えていて、その場に合った規範を採用するようだ」という。

彼らが下す判断はドイツの将来を決める大きな要因になる。

From Foreign Policy Magazine


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[2017.9.26号掲載]
ベサニー・アレン・イブラヒミアン


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