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ポルノ王がトランプの首に11億円の懸賞金!

ニューズウィーク日本版 / 2017年10月16日 18時15分

特ダネと引き換えになる多額の懸賞金はもちろん、1974年に立ち上げたポルノ出版事業が支えになっている。ジャクリーン・ケネディのヌード写真を掲載したハスラー誌は世界的に売れ、巨大な富を築いた。

9月に91歳で亡くなった同業界の仲間で男性誌「プレイボーイ」の創業者ヒュー・ ヘフナーの遺産がわずか1500万ドルだったことは世間を驚かせ、インターネットの波が押し寄せた業界の没落ぶりは、フリントにも重なる部分があるかもしれない。ただ、フリントは手堅かった。

過去にUSAトゥデーに語ったところによると、株式非公開のラリー・フリント・パブリケーションは5億ドル(約560億円)の価値があった(2014年当時)。現在は出版事業以外の、ビデオポルノ製作、ライセンス事業、不動産ビジネス、カジノ経営などが、収入の95%を占めているという。実業家として盤石の地位と豊富な資金源を確保している。

フリントは「弾劾は厄介な論争を引き起こすことになる」としつつも、トランプを政権から引きずり降ろさなければ、この先3年の状況はさらに悪化すると警鐘を鳴らす。「愛国者としての義務」というフリントの呼びかけに応える情報提供者は現れるのだろうか。

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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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