中国でも森友決裁文書改ざんを大きく報道
ニューズウィーク日本版 / 2018年3月14日 12時55分
でも、こんなモリトモ問題とかカケ問題など、結局「一強への忖度」で動いているのを見ると、中国と大して変わらないと感じるようになりました。特に今般の決裁文書改ざんに対する財務大臣や政府側の弁明を見ると、「こんな小学生でも分かるような見え見えの自己弁護をするなんて、これで日本国民を騙せると思っているのか」と呆気にとられます。結局、部下のせいにして自分たちの責任を逃れるつもりでしょう。
これが民主主義だとすると、果たして民主主義がいいのかという疑問さえ、抱かずにはいられません。中国と大差ないんじゃないですか?来日して学んだのは、「民主主義って、そんなに良いものじゃない」ということになったのは、非常に残念です。私たちの希望を砕きました。
[執筆者]遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。著書に『習近平vs.トランプ 世界を制するのは誰か』(飛鳥新社)『毛沢東 日本軍と共謀した男』(中文版も)『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』など多数。
※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。
≪この筆者の記事一覧はこちら≫
遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)
この記事に関連するニュース
-
まだ終わらない森友問題 「不開示は不当」答申でも開示されないワケ【報道1930】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月13日 6時0分
-
検事長の定年延長問題に見る、日本の民主主義が「カミワキ頼み」な現状
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月12日 17時45分
-
日本の解き方 安倍元首相の暗殺から2年 政治家たちの「遺志を継ぐ」は上辺だけ 世界は急速に不安定化、国内は財政再建主義が復活
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月11日 6時30分
-
7月「三中全会」の開催日時が決定。習近平政権が掲げる「中国式現代化」5つの特徴
トウシル / 2024年7月4日 7時30分
-
中国の自動車メーカー、EU車への報復関税要請=環球時報
ロイター / 2024年6月19日 16時51分
ランキング
-
1米副大統領候補のバンス氏、台湾へのパトリオット供与遅れを批判「ウクライナのせい」
産経ニュース / 2024年7月17日 14時38分
-
2韓国でLINEユーザーが急増した理由 日本への反発?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月17日 15時55分
-
3ウクライナ侵略開始後、動員や弾圧避けるためロシアから65万人流出か…露独立系メディア集計
読売新聞 / 2024年7月17日 18時23分
-
4血まみれで逃げる患者…「一線超えた」ウクライナの小児病院医師、露のミサイル攻撃を非難
産経ニュース / 2024年7月17日 15時32分
-
5トランプ氏は「神の手に守られた救世主」 暗殺未遂、個人崇拝に拍車
AFPBB News / 2024年7月17日 16時29分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)