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AIデータ検索が見つける難病治療薬

ニューズウィーク日本版 / 2018年3月14日 17時0分

製薬大手もこの潮流に加わらざるを得ないと、リポートの執筆者の1人であるリッキー・ゴールドワッサーは指摘する。デジタル時代への移行に乗り遅れた企業にどのような運命が待っているかは、ほかの分野を見れば明らかだ。百貨店大手シアーズは、オンラインショッピングの普及に対応できず、売り上げの激減に見舞われて深刻な苦境に立たされている。

デジタル化により薬品の価格が下がれば、私たちが被る恩恵は大きい。しかし、それだけではない。もしAIがアルツハイマー病のような病気の治療法を突き止められれば、その恩恵はもっと大きい。

ネット検索のテクノロジーが進化して、グーグルが「家のカギはどこに置いたんだっけ?」という問いに答えてくれるようになるのも、悪くはない。しかし、物忘れの原因になるアルツハイマー病を治療できるようになるほうが、はるかに素晴らしい未来と言えるだろう。

<本誌2018年2月20日号:特集「AI新局面」から転載>

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ケビン・メイニー(本誌テクノロジー・コラム二スト)


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