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今回は違う! 銃社会アメリカを拒絶する賢い高校生たち

ニューズウィーク日本版 / 2018年3月15日 17時5分

同じ日、ドナルド・トランプ米大統領もホワイトハウスに遺族や生徒たちを招き、話を聞いた。

事件から2週間を経て、ストーンマン・ダグラス高校で完全に授業が再開された日には、ベッツィー・デボス教育長官も同校を訪れ、生徒たちの訴えに耳を傾けた。

事件から1カ月に当たる3月14日を前に、13日には市民団体アバーズが連邦議会議事堂前の芝生に7000足の靴を並べた。これらの靴はサンディーフック小学校事件以降に銃撃で死亡した未成年者の数を表す。

7000 pairs of shoes are on the #CapitolHill grounds for every child killed since #SandyHook#ENOUGH#endguns #SchoolShootings pic.twitter.com/cLE3FAtDv6— E P C (@EPCab72) 2018年3月13日



CNNによると、7000人という数字の根拠は米疾病対策センター(CDC)のデータ。アメリカでは毎年1300人近い未成年者が銃撃で殺されるという。



世界中で連帯の動き

ストーンマン・ダグラス高校の乱射事件からちょうど1カ月の3月14日には全米の高校生が、銃による暴力に抗議するため授業をボイコットした。パークランドでは、死亡した生徒の数に合わせ、犠牲者の数に合わせた17分間のボイコットが行われた。

生徒たちは、様々な表現方法で犠牲者たちへの想いを形にした。ストーンマン・ダグラス高校から車で30分程のクーパー・シティー高校では、授業をボイコットした生徒たちが死亡した生徒と教師を表す14の椅子と3つの教卓を囲んで祈りを捧げたと、地元テレビ局が伝えた。

Beautiful ceremony at @CooperCityHigh this morning as students gathered around 17 empty desks and released 17 doves in honor of those who lost their lives in Parkland pic.twitter.com/qSAhJdBd5U— WPLG Local 10 News (@WPLGLocal10) 2018年3月14日



ニュージャージー州サウス・ブランスウィックでは、生徒たちがフットボール競技場の雪かきをして通路をつくり、17の机を輪型に並べて犠牲者を追悼した。

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