【ロシア疑惑】「たとえ起訴されても、トランプは自分を恩赦できる」!?
ニューズウィーク日本版 / 2018年6月4日 17時50分
トランプの弁護士チームは今年1月、大統領がムラーの捜査を「妨害」することなど不可能だと主張する書簡をムラーに送っている。大統領である以上、トランプはあらゆる連邦捜査に影響を及ぼす憲法上の権限を持っているからだという。
この書簡を入手したニューヨーク・タイムズが6月2日に伝えたところでは、トランプには事情聴取に応じる法律上の義務もない、と弁護士チームは主張していたという。
ムラーを牽制
トランプ自身はそれ以前、事情聴取に応じる意向を示したこともあった。とは言えツイッターでは繰り返し、ムラーの捜査への非難を繰り返してきた。捜査の合法性に疑問を投げかけたこともある。4月には「特別検察官は違法な命令に基づいて設置された」とツイートしている。
「われわれは(事情聴取は)ないという方向に傾いている」とジュリアーニは言う。トランプが疑惑について公の場でいくつか矛盾した発言をしていることは認めたが、だからといって「大統領に証言させることにはつながらない」という。
ジュリアーニは必死にムラーを牽制するのは、ロシア疑惑の捜査が大詰めを迎えていることを察してのことだろうか。」
(翻訳:村井裕美)
ベンジャミン・フィアナウ
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