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落合陽一に聞く、落合陽一のこと

ニューズウィーク日本版 / 2018年9月6日 18時0分

やってやろうぜーって言っている人たちと、考え抜いた末に、うぅ、動けないよなぁって言うネット論壇(編集部注:主にウェブ上で発信する批評家や評論家)みたいな人たち。後者は、考え抜いているので色々と詳しくて面白いのだが、動かない。前者は考える前にやってしまうから、後者は前者のことを馬鹿にしているし、逆もしかり。

僕はどちらも面白いと思っている。たまには思い切りやってしまえ、というときと、それはもっと考えたほうがいいんじゃないかということを、うまく合わせながらひとつのストーリーを作っていくのが大切なのだと思う。今はそれぞれ、中から出てくる杭は打たない。でも、あっちの出る杭は、こっちが打つ、となっている。



――それだと喧嘩してしまう。

そうなっていると思う。でも、喧嘩しているように見せかけてプロレスしていると思えばいいのでは? (石ではなく)球を投げ合っているんだなっていう、柔らかい気持ちが必要なのかもしれない。

――とはいえ、日本を変革したいと思ったら、両方ともと仲良くしたいのでは。

うん、したい。

一番重要なのは、あいつはどちらでもないけど別にそこにいてもいいよね、という空気感を作り出すことだと思う。世の中が二項対立になったときは、おそらく第三勢力が一番強い。AかBかを取れないから、Cを出すしかない。僕はCになりつつあると思う。

――政治家になることは考えない?

自分で手を動かしたり作品作ったり出来なそうだし、忙しくても暇になっちゃいそうだな。ただ、民間登用で文部科学大臣とかはやってもいいなと思う。今は汚職が酷いけど。

【参考記事】嫌われることを気にしない中国人 「Mr.嫌われ力」の勝算と誤算

※本誌9/11号(9/4発売)「『嫌われ力』が世界を回す」特集はこちらからお買い求めになれます。



小暮聡子(本誌記者)


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