「政権打倒は叫ばない」ジャマル・カショギ独占インタビュー
ニューズウィーク日本版 / 2018年11月1日 18時45分
そのとおり。だがアメリカ人が気に掛けるだろうか......リッツ・カールトンにいる150人か400人のサウジ人がどんな扱いを受けようと。これは断言できる。サウジアラビアで真の危機が起きない限り、アメリカ人はムハンマドに圧力をかけないだろう。
――あるいはアメリカで9・11テロのような危機が起きない限り?
そう。ああいった危機だ。そうなればアメリカもサウジアラビアに目を向けるだろう。
――トランプ政権下ではそうであっても、アメリカは短期間で変わる。特に若い世代はサウジアラビアが実施する政策を注意深く見守っている。ムハンマドの政策がどこかでつまずけば、アメリカの姿勢は変わるのではないか。アメリカ人はムハンマドの正体を見極めているのか。全面的に支持してもいい人間なのか。
確かに......裏目に出る可能性はある。彼は自分に絶大な自信を持っている。自分以外の人間を全く信用しない。まともな顧問もいない。自分の望むサウジアラビアに、自分の構想どおりの国にしようとしている。
【参考記事】カショギ惨殺事件がワシントンの話題を独占する4つの理由
※本誌11/6号(10/30発売)「サウジ、血の代償」特集はこちらからお買い求めになれます。
ルーラ・ジュブリアル(ジャーナリスト)
この記事に関連するニュース
-
サウジ皇太子、20~23日の日程で来日
AFPBB News / 2024年5月10日 12時53分
-
サウジ皇太子、20―23日に公賓として来日=林官房長官
ロイター / 2024年5月10日 10時50分
-
サウジのムハンマド皇太子が20日から来日
共同通信 / 2024年5月10日 10時17分
-
米英外相、ハマスにガザ停戦案合意呼びかけ 「正しい決断を期待」
ロイター / 2024年4月30日 5時58分
-
「越えてはならない一線」を明確に、バイデンがイスラエルの戦争拡大を防ぐためにやるべきこと
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月24日 15時8分
ランキング
-
1プーチン氏、中露共闘で対ウクライナ「戦勝」狙う 中国は「戦後」の影響力確保か
産経ニュース / 2024年5月16日 21時28分
-
2バイデン・トランプ両氏、指名前に異例の1対1討論…罵声飛び交った20年は「史上最悪」討論とも
読売新聞 / 2024年5月16日 19時21分
-
3バイデン氏、録音公開拒否 機密文書事件の事情聴取
共同通信 / 2024年5月16日 23時52分
-
4ロシア兵力「突破に不十分」 NATO司令官「戦線維持可能」
共同通信 / 2024年5月17日 6時45分
-
5ロシア、戦術核を含む軍事演習を初めて公表...プーチン大統領がウクライナに核を使う日は来るのか?
ニューズウィーク日本版 / 2024年5月16日 20時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください