「政権打倒は叫ばない」ジャマル・カショギ独占インタビュー
ニューズウィーク日本版 / 2018年11月1日 18時45分
そのとおり。だがアメリカ人が気に掛けるだろうか......リッツ・カールトンにいる150人か400人のサウジ人がどんな扱いを受けようと。これは断言できる。サウジアラビアで真の危機が起きない限り、アメリカ人はムハンマドに圧力をかけないだろう。
――あるいはアメリカで9・11テロのような危機が起きない限り?
そう。ああいった危機だ。そうなればアメリカもサウジアラビアに目を向けるだろう。
――トランプ政権下ではそうであっても、アメリカは短期間で変わる。特に若い世代はサウジアラビアが実施する政策を注意深く見守っている。ムハンマドの政策がどこかでつまずけば、アメリカの姿勢は変わるのではないか。アメリカ人はムハンマドの正体を見極めているのか。全面的に支持してもいい人間なのか。
確かに......裏目に出る可能性はある。彼は自分に絶大な自信を持っている。自分以外の人間を全く信用しない。まともな顧問もいない。自分の望むサウジアラビアに、自分の構想どおりの国にしようとしている。
【参考記事】カショギ惨殺事件がワシントンの話題を独占する4つの理由
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ルーラ・ジュブリアル(ジャーナリスト)
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