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ボーイング737MAX運航停止が広がる EU、中国、東南アジアでストップ、米国へも追随の圧力

ニューズウィーク日本版 / 2019年3月13日 9時49分

原因はまだ分かっておらず、この2件の事故の関連性も明らかではない。

英民間航空局は、737MAXの同国への発着および領空通過を禁止すると発表した。

シンガポール民間航空庁も声明で、737MAX型機すべての運航を一時的に停止すると発表。シンガポール航空傘下のシルクエア―、中国南方航空、ガルーダ・インドネシア航空、山東航空、タイ・ライオン・エアが対象となる。

オーストラリアの民間航空安全当局のシェーン・カーモディー最高経営責任者(CEO)は声明で「737MAXの運航継続に関する安全性リスクの確認でさらなる情報を待つ間、一時的に運航を停止する」と説明した。オーストラリアの航空会社は同型機を運航しておらず、同国を発着するシンガポール航空傘下のシルクエア―とフィジー航空のみが運航停止の影響を受ける。

中南米では、ブラジルのゴル航空、アルゼンチンのアルゼンチン航空、メキシコのアエロメヒコ航空が同型機の運航を停止。

アジアでは、韓国のイースター航空が13日から同型機2機の運航を停止する方針を示している。インドは同型機の点検強化を指示しつつつも、「目立った懸念」は確認されていないとしている。

一方、北米・中東間の路線では同型機の運航が続いている。米サウスウエスト航空はすべてのボーイング機の安全を確信しているとの認識を示している。

ボーイングの株価は12日の取引で6.1%急落。墜落事故以降の下落率は11.15%と2営業日の下落率としては2009年7月以来の大きさを記録した。時価総額は266億5000万ドル吹き飛んだ。[アジスアベバ/ワシントン 12日 ロイター]Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

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