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「平成最後の日」に見た「令和に受け継がれてゆく桜」

ニューズウィーク日本版 / 2019年4月30日 21時50分

「平成最後の日」に蕾をつけていた聖光寺の桜=長野県茅野市・2019年4月30日撮影

聖光寺では、8組の観光客やカメラマンに声をかけたが、「平成最後の桜」を意識していたのは、一眼レフカメラを構えていた東京の47歳の男性1人だけだった。この人は、花をメインに撮っているアマチュアカメラマンで、これまで各地で「平成最後」を念頭に桜などを撮ってきたという。

一方、鐘つき堂脇のソメイヨシノを撮っていた横浜市の49歳の男性は、こう語った。「時代の区切りではありますが、自然はずっと同じように続いていくわけじゃないですか。桜の姿からは、むしろそんな継続性を感じます」

それは、僕がこの2019年4月30日の桜の姿に感じていたことと、全く同じだった。令和に移行するGW後半には、深叢寺の桜は葉をつけ、聖光寺の桜は満開になっているだろう。そして、その自然のサイクルは、この先もずっと続いてゆく。今日のこの日の桜は「平成最後の桜」ではなく、「令和に受け継がれてゆく桜」だったのかもしれない。

余談だが、撮影に同行してくれた僕の飼い犬の『マメ』は、この平成最後の日が15歳の誕生日だった。

「平成最後の日」に15歳の誕生日を迎えたフレンチ・ブルドッグ『マメ』=長野県諏訪郡原村深叢寺2019年4月30日撮影Í

内村コースケ


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