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ポンペオの「Huaweiは嘘つき」発言を検証する

ニューズウィーク日本版 / 2019年5月25日 19時0分

●もし国家情報法で要求されたら、私は私の会社(Huawei)をあなたに売ってもいいですよ。

●もしあなたが、とても買い取る力はないというのなら、私はHuaweiという会社を閉鎖してしまいます。顧客の利益を侵害するような事態になるのなら、私は絶対に会社を閉鎖してしまう。それだけは確かだ。

13.のCNBC記者の質問に対する任正非の回答:ここはQ(記者)&A(任正非)の形で示す。

Q:あなたは中国政府の要求があっても、絶対に従わないと言っていますが、しかしあなたは共産党員ですよね?それでも中国政府の要求を拒否できるというのですか?どうやって中国政府に抵抗できるのですか?どうやって顧客を安心させることができるのですか?

A:私の会社はビジネスの会社だ。ビジネス企業の価値観は顧客が中心だ。私個人の政治的信仰とビジネス行動は必ずしも一致しない。私は絶対に中国政府に服従して顧客を裏切るようなことはしない。今日のインタビューが報道された後の将来20年から30年、もし私がまだ生きていたとしてら、私がいま言った言葉を覚えておいてほしい。そして私が行動を以てこの言葉を証明することを見届けてほしい。

Q:アップルはアメリカ政府の要求に従わず、政府を訴えて司法に持ち込んだ。中国にはHuaweiに、このような行動を可能ならしめる法律制度があるか?

A:私は絶対に中国政府の要求を実行しない。となると中国政府が私を訴えるのであって、私が政府を訴えるということにはならない。もっとも、私は中国政府が私を訴えるか否かは分からない。

ここまでが1月15日の"Huawei's Founder Ren Zhengfei: Huawei will never provide government with customer information"
に載っていた内容の一部抜粋だ。

アンドリュー記者は、このことを指して言ったものと思う。

しかし、ポンペオは即座にHuaweiの主張は「嘘だ」と回答している。

つまり「証拠を出してくれ」とお願いしているCNBCの記者に対して、ポンペオは証拠は出さず、つまり証拠には一切触れず、ただ「Huaweiが嘘をついている」と言っているわけだ。「中国には国家情報法があるから政府の要求に応じないということなど、出来るはずがないだろう」というのが、推論の根拠の全てであるように見える。



Huaweiが中国政府に服従した場合、何が起きるか?

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