ファーウェイを排除してもメリットなし、5Gが遅れるだけ
ニューズウィーク日本版 / 2019年5月28日 16時20分
加えて、2018年に成立した援助および傍受法(一般に反暗号化法と呼ばれている)は、全ての通信機器メーカーに対して、自社ネットワークの保護と、国家安全保障・法執行当局への協力を義務づける内容だ。ファーウェイも、この法的義務の影響下にある。
5Gをめぐって安全保障上の懸念があるならば、その懸念は、ファーウェイが既に10年以上前からオーストラリアに設置しサポートを提供してきた4G関連の製品についてもあるはずだ。オーストラリアの5G通信網からファーウェイを締め出すことで、私たちに何の得があるのかが不透明だ。
(翻訳:森美歩)
Stanley Shanapinda, Research Fellow, La Trobe University
This article is republished from The Conversation under a Creative Commons license. Read the original article.
ミシャ・ケッチェル(豪ラトローブ大学研究員)
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