中国、反米キャンペーン開始:最強硬メディア「光明日報」の主張を読み解く
ニューズウィーク日本版 / 2019年5月28日 16時50分
一連の論文は全体として、米国の国力を過小評価し、中国の国力を過大評価している。ただ、米側が中国の社会主義体制を部分的に破壊しかねない要求を突き付けているとの認識は正しい。中国側に悲観論があることも認めている。沈氏のようなタカ派も実際には、自国の劣勢を認めており、その上で、党内・国内の動揺を防ぐために勇ましい言説で団結を呼び掛けているのかもしれない。
[執筆者]
西村哲也(にしむら・てつや)
時事通信社外信部長
1962年京都府生まれ。85年時事通信社入社。大阪支社、外信部、北京特派員(94~97年)、外信部次長、中国総局長(2002~04年)、外信部次長兼編集委員、香港支局長(08~15年)、外信部専任部長、副部長を経て18年4月から現職。
著書に『中国政局を読む~胡錦濤から習近平へ』『中国政局を読むII~習近平の反腐敗闘争』(いずれも時事通信オンデマンドブックレット)。
※当記事は時事通信社発行の電子書籍「e-World Premium」からの転載記事です。
西村哲也(時事通信社外信部長)※時事通信社発行の電子書籍「e-World Premium」より転載
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