1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

やっぱりオフィスで働きたい...!「出社したくなるオフィス」3つの特徴

ニューズウィーク日本版 / 2023年8月31日 21時0分

■デメリット2:勤怠管理が難しくなる

テレワークはワークライフバランスに有効な働き方ですが、運用の仕方を間違えると逆にワークライフバランスが崩れてしまうことがあります。

テレワークの社員が増えると正確な勤怠管理や勤怠の把握が難しくなることがあります。出社していたら仕事の持ち帰りを禁じるなど、勤務時間と就業後のメリハリをつけやすくなりますが、テレワークだと勤務時間外に作業していないかわかりにくくなるでしょう。

その結果、違法性の高い長時間労働やサービス残業を誘発する可能性が高くなります。

とくに、仕事熱心な社員や上昇志向の強い社員はついつい就業後も作業を続けてしまう傾向にあります。"ワーク"と"ライフ"にメリハリをつけたい場合は、出社させるほうが効果的といえるでしょう。

(参考記事)「来たくなるオフィス」を体現。事業拡大を続ける株式会社アドウェイズ代表取締役社長・山田翔氏にインタビュー

■デメリット3:社内に溝ができてしまう

出社率が下がると、人事評価が難しくなる可能性があります。テレワークだと、直接社員の働きぶりを見ることができないので、適切な評価や指導が難しい場合があるためです。そのため、出社して働きぶりが見えている社員を好意的に評価してしまう場合もあります。

テレワークを行っている社員のなかには、人事評価について不公平に感じやすくなる人もいるでしょう。これは、先述したコミュニケーションの問題により、社内の情報や意志決定の中心が出社している社員に偏りやすいため、テレワークの社員が疎外感を持ってしまうのが一因です。

さらに、出社している社員ばかりが評価されていると、余計に不公平感が増幅してしまい、モチベーションを下げる原因となってしまいます。

出社したくなるオフィスに共通する3つの特徴

「自社にテレワークがフィットしないため、縮小して出社率を増やしたい」と考えている経営者も多いでしょう。しかし、テレワークを縮小し、出社率を増加させようと思っても社員が難色を示す場合があります。

テレワークが定着しているのは、出社することに比べてテレワークの方がメリットを感じている社員が多いからです。出社率を増加させるには、"社員が出社したくなるオフィス"にすることが必要だと考えられます。

では、社員が出社したくなるオフィスとはどのようなオフィスなのでしょうか。出社したくなるオフィスには、主に3つの特徴があります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください