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やっぱりオフィスで働きたい...!「出社したくなるオフィス」3つの特徴

ニューズウィーク日本版 / 2023年8月31日 21時0分

■特徴1:良好な作業環境

良好な作業環境は、社員の出社意欲を高める重要な要素です。居心地の悪いオフィスは出社するだけで億劫な気分になりますが、居心地のよいオフィスならば、出社への心理的なハードルを下げられます。

オフィスの居心地のよさは以下のような要素が関係します。

1. 適切な明るさと色の照明
2. 適切な温度に保たれた空調
3. 不快な騒音が発生せず、かつ、静かすぎないこと
4. 必要十分な広さの作業スペース
5. リラックススペースの有無
6. アクセスしやすい社内設備

とくに、3番の"音問題"については、オンラインでの社外会議をしている人が増え、他の会議の声が入ってしまうということがよくあります。そのような状況では、社員が「せっかく出社したけど、音がうるさい......自宅の方がよかった」と思ってしまう社員もいるかもしれません。

そのような状況を避けるためにも、会議室の数を見直すことや、個別のテレカンブースの設置、遮音性のパーティションを設けるなどの工夫が必要でしょう。

■特徴2:高いスペックの設備

出社しての作業を億劫に感じさせる理由の一つに、パソコンなど設備のスペックが低すぎるという問題があります。とくにエンジニアやデザイナーなどパソコンのスペックが生産性に直接関係するような職種では、低スペックな設備はストレスが溜まってしまうでしょう。

たとえば、昇降式のデスクや複数の画面で作業できるマルチモニター、集中して作業に取り組める個別ワークスペースがあると喜ばれるでしょう。

(参考記事)働きやすいオフィスは「社員全員」でつくる!オフィスカイゼン活動の進め方とは

■特徴3:コミュニケーションのしやすさ

オフィスに出社したくなる要素として、社内のコミュニケーションも重要です。オフィス内に、社員がリラックスしながら会話できるスペースがあると、オープンなコミュニケーションが促進されます。このようなカジュアルなコミュニケーションから新しいビジネスのアイディアが生まれることもあるのです。

フリーアドレスの導入や、人が集まりやすいドリンクブースや複合機の設置場所を工夫することや、その近くに座席を設けることでちょっとした会話が生まれるなど、異なる部門間の社員同士の交流を促すことができます。

また、社長室をなくすことで社員と幹部層の交流を促し、縦の関係性を生み出すような工夫をしている企業や、就業後に集まってお酒を楽しめるようなバーカウンターを設置している企業もあるようです。

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