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ネイティブ並みの英文を瞬時に書ける!英語学習にはAIが有効...4つの活用術を伝授

ニューズウィーク日本版 / 2023年11月1日 16時0分

ILLUSTRATION BY BSD STUDIO/SHUTTERSTOCK

<「読む・書く・聞く・話す」をサポートする最新テクノロジーを駆使すれば、あなたの英語はここまで進化する>

読む

情報収集が劇的にスピードアップ

英語の論文やニュース記事を読んだり、英語サイトで情報を集める際には、手軽に使えるグーグル翻訳や、流暢な訳文が得られるドイツ発のDeepLなどの機械翻訳が定番。誤訳や訳し漏れもあるため正式な翻訳としてそのまま採用するのは危険だが、大意を理解するには十分な精度に達しており、ウェブサイトやPDFのレイアウトを崩さずに丸ごと訳せるなど使い勝手のいい機能も多い。

一方、全文を訳す代わりにまずは概要だけ把握したいなら、英文テキストの要点を好みの長さにまとめてくれるQuillbotなどの要約ツールを使い、必要に応じて機械翻訳にかけると効率がいい。あるいは、ChatGPTなどの生成AIに英文を入れ、日本語で要約するよう指示する方法もあり。追加のプロンプト(指示)を入力して用語の意味や背景知識について質問すれば、さらに理解が深まる。

ILLUSTRATION BY BSD STUDIO/SHUTTERSTOCK

書く

ネイティブ並みの英文を瞬時に書ける

4技能の中でもとりわけAIツールの恩恵を実感しやすいのはライティングの分野かもしれない。この数年、DeepLをはじめとする高性能の機械翻訳によって英文ライティングに要する時間は劇的に短縮され、日本語の原文を入れるだけで、ネイティブさながらの自然で流暢な英文を瞬時に得られるようになった。一方、ChatGPTは翻訳機能に加えて、一からオリジナルの英文を作れるのが強み。例えば「母親を亡くした上司に英語のメールでお悔やみを伝える」といった設定を指示すると、英語文化のコミュニケーションルールにのっとった内容や構成の文案を生成してくれる。

さらに、英文をブラッシュアップする校正サービスの進化も著しい。AI添削ツールGrammarlyやDeepL Writeに英文を入力すると、文法やスペルのチェックはもちろん、より自然な表現や簡潔な言い回し、希望するフォーマルさやストレートさの度合いに応じた表現を何種類も提案してくれる。また、論文執筆をサポートするPaperpal、強力な英文履歴書を作成するKickresumeなど、特定の用途に特化した支援ツールも続々と登場している。ただし、いずれの場合もAIの提案する表現が伝えたい意図に沿っているかを最終的に判断するのは自分自身であり、そのために相応の英語力が不可欠である点には注意が必要だ。

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