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フィリピンパブ嬢と結婚し、子どもが生まれ、そして知った...フィリピンハーフたちの「母が家にいない」貧困生活

ニューズウィーク日本版 / 2023年11月24日 16時10分

日本人男性とフィリピン人女性の婚姻件数が増え、フィリピンハーフの子どもたちが増えたのは80年代後半からのことだ。在日フィリピン人の数は29万人以上(2022年6月末時点)で、うち7割が女性だというので、20万人以上のフィリピン人女性が日本にいる計算になる。

そのうち子どもが1人いる女性が半数だとしても、フィリピンハーフの子はおよそ10万人いることになるわけだ。したがって、そのうちの何割かは伊藤さんのような生活を強いられていると考えられなくもない。

身につまされる思いだ。

『フィリピンパブ嬢の経済学』
 中島弘象・著
 新潮新書

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[筆者]
印南敦史
1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。現在は他に「ライフハッカー[日本版]」「東洋経済オンライン」「WEBRONZA」「サライ.jp」「WANI BOOKOUT」などで連載を持つほか、「ダ・ヴィンチ」などにも寄稿。ベストセラーとなった『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)をはじめ、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(星海社新書)、『人と会っても疲れない コミュ障のための聴き方・話し方』(日本実業出版社)など著作多数。新刊は、『書評の仕事』(ワニブックス)。2020年6月、日本一ネットにより「書評執筆本数日本一」に認定された。

■前作『フィリピンパブ嬢の社会学』映画化・予告編



印南敦史(作家、書評家)


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