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大谷翔平、ドジャースと「10年、7億ドル」契約の背景

ニューズウィーク日本版 / 2023年12月15日 14時40分

私自身としては、1970年代末に、トミー・ラソーダ監督率いるドジャースが、ドン・サットン、スチーブ・ガービーなどの名選手を擁してワールドシリーズの常連だったときから、ドジャースは常に強烈な印象を与える球団でした。なかでも、ドジャー・ブルーと言われる青色のチームカラーは心技体の揃ったプロ集団というプライドを表していたと思います。

今回の会見では、球団の会長、社長から大谷選手、水原通訳まで登壇した人々は皆、青いネクタイを締めて登場していました。少々やり過ぎという第一印象でしたが、紹介された大谷選手が「ドジャー・ブルー」をあしらったユニフォームに袖を通し、青い帽子を被せてもらった時に、胸元から青いネクタイがチラッとのぞいたのが非常に印象的でした。既に大谷選手はドジャーの一員ということを鮮烈に印象付けていたと思います。いずれにしても、大谷選手の成熟した受け答えと、水原氏の度重なる機転の利いた通訳のおかげで引き締まった記者会見になっていました。




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