「高慢な態度に失望」...エリザベス女王とヘンリー王子に「深い亀裂」が入った「2つの事件」とは?
ニューズウィーク日本版 / 2024年2月17日 9時0分
<愛する孫を見放さざるを得なかった女王。しかし、フィリップ殿下は最初から見抜いていた>
2月15日に刊行されたイングリッド・スワードの新刊『My Mother and I(母と私)』によるとヘンリー王子の「高慢な態度」が女王を失望させたことが綴られている。
女王の従姉妹であり、信頼できる相談相手だったレディ・エリザベス・アンソンの言葉を引用した上で、次のように記している。
「レディ・エリザベスによれば、女王は挙式前後におけるヘンリー王子の高慢な態度に失望し、2人の関係はかなりひどく傷ついてしまった」
新刊では詳細は触れられていないものの、ヘンリー王子はメーガン妃が挙式で使用するティアラの使用について女王に叱責を受けたことは2017年11月当時に報じられている。ヘンリー王子自身も自著『スペア』でこの問題に言及している。
■【写真】メーガン妃がトラブルを起こしたティアラ を見る
しかし、ヘンリー王子はこれを否定し、女王はメーガン妃の選択に肯定的だったにもかかわらず、エリザベス女王の衣装担当のアンジェラ・ケリーとの間でティアラ試着の手配に関してトラブルがあったと自著で言及している。
その後の女王の悩みはヘンリー王子とメーガン妃に関するもので、「彼[ヘンリー王子]が公務を放棄して国を去る決意をしたときに、その関係はさらに悪化した」とスワードの新刊に記されている。そして、オプラ・ウィンフリーによるインタビューでその関係はさらに損なわれてしまったという。
「ヘンリー王子が王室の一員であることをやめると決めたとき、女王はその決定を本当に理解できなかった。[略]その後、ヘンリー王子とメーガン妃がオプラ・ウィンフリーと、あの有名なインタビューを行い、父親[チャールズ皇太子(当時)]が王室に「閉じ込められている」、王室が人種差別主義的であると大いにほのめかした。女王はその態度に激怒したとレディ・エリザベスが述べた」
「女王がどれだけヘンリー王子を愛していても、王室を批判することを容認できなかった。それは女王が70年間も守り続けてきた王室だからだ。[略]その時点で、女王はもはやヘンリー王子を気にかける価値がないと判断した。なぜなら自分の妻以外の誰の意見にも耳をかさないからだ」
しかし、「バッキンガム宮殿でのお茶の席での最初の面会のときに、女王はメーガン・マークルを認めていた」と、メーガン妃を気に入っていたことにも言及している。しかし、夫であるエディンバラ公フィリップ殿下はメーガン妃について懸念を持っていたことが次のように記されている。
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