北朝鮮かロシア領空を通過?...中国軍の無人偵察機が初めて日本海上空に現る
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月1日 12時25分
<米軍のRQ4グローバルホークに相当するとされる中国軍の偵察型無人機「WZ7」が日本海上空に。活動範囲拡大か?>
3月26日午前、中国軍の偵察型無人機「WZ7」1機が日本海上空を飛行しているのが初めて確認され、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル(緊急発進)して対応に当たった。
防衛省の発表によれば、同機は北朝鮮またはロシアの領空を通過して飛来した可能性が高い。領空侵犯はなく、日本海上空を旋回した後、大陸方面に向けて北西に進んだという。
主翼と尾翼が結合したユニークな形状を持つWZ7は2021年にお披露目された中国軍の最新型無人機の1つで、高高度・長時間飛行が可能な米軍のRQ4グローバルホークに相当するとされる。
米陸軍の軍事データベースによれば、主な任務は偵察だが、対艦弾道ミサイルや巡航ミサイルの照準データ提供にも使用される可能性がある。
防衛省は今回の飛行を中国による無人機の活動範囲拡大の表れとみており、「引き続き強い関心を持って注視するとともに、警戒監視に万全を期していく」としている。
防衛省統合幕僚監部発表による写真と地図
3.26(火)中国軍の無人偵察機(WZ-7)1機が大陸方面から飛来し、日本海上空を飛行しました。これに対し、中部航空方面隊等の戦闘機を #緊急発進 させ対応しました。 #スクランブル pic.twitter.com/sIfF9DVYxv— 防衛省統合幕僚監部 (@jointstaffpa) March 31, 2024
ジョン・フェン
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