イラン公館空爆で革命防衛隊の最強司令官が死亡、イスラエルの仕業ならヒズボラとの全面戦争に発展も
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月2日 18時24分
最悪のシナリオは、イランによる報復がイスラエルと(イランの最も強力な代理民兵組織である)ヒズボラの全面戦争に発展することだ。
これまで米ジョー・バイデン政権の特使などが、レバノン南部の国境沿いでのイスラエルとヒズボラの緊張緩和を試みてきたが、いずれも失敗に終わっており、イスラエルとレバノンの国境地帯は一触即発の状況となっている。
イスラエルが10月7日の襲撃を受けてハマスをせん滅すべくガザ地区への侵攻を開始して以降、イスラエルとヒズボラはレバノンとの国境地帯で小規模な衝突を繰り広げてきた。双方とも全面戦争は望んでいないように見えるが、何かのきっかけで報復合戦に陥らないとは限らないとダリア・ダッサ・ケイは指摘。「ヒズボラはイランにとって最も重要な非国家勢力であり、究極の抑止力だ。それを考えれば、事態がエスカレートする危険性はきわめて高い」と述べた。
リスターも「イスラエル北部の国境地帯における緊張が高まりつつあったことは間違いない」と述べた。「そんな中で今回の一件が起きた。今回の空爆で、なんらかの見込み違いが起きる可能性は一気に高まった」
From Foreign Policy Magazine
【動画】ダマスカス攻撃と死んだザヘディ
ロビン・グラマー(フォーリン・ポリシー誌記者)
この記事に関連するニュース
-
イスラエル、防空態勢強化 親イラン組織攻撃を警戒
共同通信 / 2024年7月22日 7時27分
-
中東の紛争拡大に現実味=イスラエル、親イラン組織と対立激化
時事通信 / 2024年7月21日 20時29分
-
緊迫するイスラエルとヒズボラの影で、イランが狙う「終わりなき消耗戦」と戦争拡大の危険性
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月2日 14時21分
-
イスラエルがハマスと同時にヒズボラにも戦争を仕掛けたがる理由
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月29日 21時18分
-
イランの核武装への兆候か? イスラエルとの初交戦と大統領墜落死が示すもの
ニューズウィーク日本版 / 2024年6月27日 12時40分
ランキング
-
1米国初の女性・アジア系大統領を目指すハリス氏、手腕には厳しい評価も
産経ニュース / 2024年7月22日 19時11分
-
2韓国IT「カカオ」創業者を逮捕 株価不正つり上げ疑い
共同通信 / 2024年7月23日 10時15分
-
3バングラ学生デモの逮捕者500人超に 死者163人に 警察発表
AFPBB News / 2024年7月22日 20時38分
-
4国際協調路線のバイデン外交は「限界」露呈…ウクライナ侵略・ガザ紛争終結メドつけられず、米国内の分断も深まる
読売新聞 / 2024年7月23日 7時10分
-
5ハリス氏、民主党内の支持急速に固める 重鎮や有力知事ら後押し
ロイター / 2024年7月23日 7時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)