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キャサリン妃も着用したティアラをソフィー妃も...「ロータス・フラワー・ティアラ」の由緒正しい歴史とは?

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月2日 9時5分

7月1日、アルゼンチンのミレイ大統領は今週末、就任後初となるブラジルを訪問する。ただ、ルラ大統領ではなく、ボルソナロ前大統領と会談する予定。6月15日、スイスのルツェルン近郊で代表撮影(2024年 ロイター)

ジェームズ・クロフォード・スミス for WOMAN
<もとは、後に「クイーン・マザー」となるエリザベス妃が結婚式の贈り物として贈られた、ダイヤモンドと真珠のネックレスだった...>

キャサリン妃が2022年に最後に着用したティアラが、バッキンガム宮殿で行われた、日本の天皇皇后両陛下を招いた国王夫妻主催の晩さん会で再登場した。

カミラ王妃から貸与されたといわれる、金と銀のフレームにダイヤモンドが施された「ロータス・フラワー・ティアラ」をソフィー妃は今回初めて着用したのだ。

■【関連動画】「ロータス・フラワー・ティアラ」を着用したソフィー妃 を見る

 

6月15日に行われた国王の公式誕生日を祝う「トゥルーピング・ザ・カラー」で今年初めて公の場に姿を見せたキャサリン妃だが、今回の晩さん会には欠席。

そのキャサリン妃の不在時にカミラ王妃に次ぐ最も高位のプリンセスは、チャールズ国王の末弟エドワード王子の妻であるエディンバラ公爵夫人ソフィー妃となる。「フルタイム」で公務に就く「ワーキングロイヤル(働く王族)」だ。

5月に行われた世論調査では、国民の54%がソフィー妃に好意的であるという結果が出た。キャサリン妃、ウィリアム皇太子、アン王女、チャールズ国王に次ぐ5番目の人気を誇るソフィー妃は、チャールズ国王とキャサリン妃ががんの治療を受けるなか、存在感を増している。

The Duchess of Edinburgh wore the Lotus Flower Tiara at tonight's State Banquet in honour of Emperor Naruhito and Empress Masako of Japan at Buckingham Palace. https://t.co/iEKgClkMWS— The Royal Watcher (@saadsalman719) June 25, 2024

この「ロータス・フラワー・ティアラ」は、1923年10月に、後に「クイーン・マザー」となるエリザベス妃が、結婚式の贈り物として、ヨーク公アルバート王子(後のジョージ6世)から贈られたダイヤモンドと真珠のネックレスとして制作されたものである。

ロンドンの宝石商ガラードによって解体され、当時流行していたエジプト風の美学に着想を得た、フローラルなアールデコデザインのティアラとしてリメイクされた。

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