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伝説的なジャーナリストが「戦場」で学んだ教訓...「危機」に陥ったとき、まず確保すべきものとは?

ニューズウィーク日本版 / 2024年7月6日 12時46分

ジャーナリストにとっては、めったにない状況だった。特殊部隊の兵士たちの遺体が駐車場に並んでいる光景は、役人の説明が嘘であることを物語っていた。

──あなたは脳腫瘍と勇敢に戦っている。困難に直面した際の対処法について何かアドバイスは?

勇敢なんかじゃない。とにかく楽観的に、何事にもユーモア精神を発揮し、人間の精神はどんな腫瘍が束になってもかなわないくらい強いと確信しているだけだ。気をしっかり持って、万一に備えることだ。

初めて癌宣告を受けた人への実践的なアドバイスは、味方を確保すること。治療はまさに戦場だから。私の味方はパートナーのレイラ・シーガルだ。私たちは2人共、自分たちが置かれた状況に意味を与えるプロジェクトに乗り出した。私はこの本を、レイラも私たちの闘病と愛情について回想録を書いた。

初診のときには、よろしければ私流の「医師適格審査」もどうぞ。決め手は、相手が次のジョークに笑うかどうかだ。「神と医者の違いは?」。答えは「神は自分が医者だとは思わない」。

ノードランドは戦場と癌との戦いの最前線を回想録で振り返る MARINER BOOKS

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