【パリ五輪・パラリンピック】バヌアツの卓球選手とインドのパラ柔道選手をサポートする日本人コーチの存在?
ニューズウィーク日本版 / 2024年7月26日 12時0分
「メダルを取る度に、『長尾のおかげだ』と言ってくれるのがうれしい」と話す長尾さん。今回、自身としても初めてコーチとしてパラリンピックに同行します。大会の目標を尋ねると、「カピル(パーマー)は絶対金メダルを取ってくれる。コキーラも必ずメダルを取ります」。選手への絶対的な信頼を、笑顔で話してくれました。
パーマー選手は2024年4月に開催された国際資格障害者スポーツ連盟(IBSA)の柔道グランプリ大会で優勝。コキーラ選手も5位に入賞し、パリパラリンピックを前に勢いをつけた。長尾さんは当初の任期から9か月延長して今年12月までインドで指導を行う。パラリンピック終了後の残りの任期では、次のパラリンピックから変わる視覚障害者柔道の階級に対応するための指導・練習方法の整備などの下地作りを行う予定だ
全ての人々がスポーツを楽しめる世界に向けて
このようにJICA海外協力隊は、途上国でオリンピックやパラリンピックに出場するようなトップアスリートも指導・育成していますが、それだけではありません。JICAは初心者や高齢者、障害者など、すべての人が公正かつ公平にスポーツに参加できるように、また特に障害者や女性の社会参画を促進するための自己肯定感を高める場として、スポーツへの参加機会を提供しています。
スポーツには、言語や人種・民族、年齢、障害の有無などを超えて人々をつなぐ力があります。このようなスポーツの力を借りて、分断されている民族やコミュニティ間の交流を図る平和構築の取り組みも行なっています。人々の可能性を広げ、平和な社会を実現するために、これからも「スポーツの力」を活用した協力を促進していきます。
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※当記事は「JICAトピックス」からの転載記事です。
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