社会的成功は「表情の豊かさ」が9割？「初の大規模研究」でわかったこと

ニューズウィーク日本版 / 2024年8月21日 15時0分

「今回の研究は、進化の観点からも重要だ」と、ウォーラーは言う。「複雑な顔の表情は、私たちがより強力な絆を形成し、社会生活をより円滑に行うことに役立つ」

では、自分の表情の豊かさは、どうやって評価すればいいのだろう。

「私たちは、自分の表情を客観的に評価するのが得意とは言えない。だから人と会話しているときの表情を録画するのがいい」と、カバナは言う。「自分がどれくらい顔の筋肉を動かしているか、どれくらい笑い、眉をつり上げたりしているかに注目する。そして、ほかの人と比べてみる」

第一印象は、会って1秒もたたないうちに決まることがある。好感度アップのためにまず鍛えるべきなのは「表情力」かもしれない。

Some videos from our new paper of me posing as a participant!- Creating a conflict: https://t.co/5tzrLp6ogY pic.twitter.com/VTanouzdlF— Dr. Eithne Kavanagh (@eithnekavanagh) June 14, 2024

Telling a bad joke: pic.twitter.com/d5NIOlk03P— Dr. Eithne Kavanagh (@eithnekavanagh) June 14, 2024