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プーチンに変化、和平交渉に「前向きな姿勢」を示す...東シベリアの中高生に語る

ニューズウィーク日本版 / 2024年9月3日 14時15分

「ウクライナが今後さらに作戦を成功させて進軍を果たしていくにつれ、ロシアは『口先ではなく行動によって』和平交渉に向かうようになるだろう」

ロシア通信(RIA)によれば、プーチンは2日にトゥバを訪問した際に、クルスク州におけるウクライナ軍の「挑発行為」は、ウクライナ東部ドネツク州でのロシア軍の進軍を阻止してはいないと主張。ロシア軍はクルスク州において「平方キロメートル単位で」領土を奪還しており、ウクライナ軍による越境攻撃は「対処がなされる」だろうと述べた。

プーチンはまた現地の学校の子どもたちに対して、ウクライナによるクルスク州への越境攻撃を受けて、ロシアがウクライナ東部の前線での進軍をやめることはないと改めて強調した。

「彼らはウクライナ東部ドンバス地域の複数の要衝でロシア軍の攻勢を阻止しようと計算していた。だがその結果は明らかだ。彼らはドンバス地域でロシア軍の進軍を止めることができなかった」と述べ、さらにこうつけ加えた。

 

「結果は明らかだ。確かに、とりわけクルスク州の人々は困難な体験に直面している。だが敵はドンバス地方でのロシア軍の攻勢を止めるという主な目的を達成していない」

プーチンはまた、クルスク州への越境攻撃は、ウクライナが将来の和平交渉で自分たちの立場を強化するために行っているものだとも示唆した。

米シンクタンクの戦争研究所は、クルスク州への越境攻撃によってロシア軍が優先順位の高い前線から部隊を(国内に)再配置せざるを得なくなり、そのほかの前線でのロシア軍の攻勢が停滞する可能性があるとの見方を示していた。

こうしたなかウクライナのドミトロ・クレバ外相は2日、ロシアがミサイルやドローンを使ってウクライナを相次いで攻撃したことを受け、西側の同盟諸国に対して、ウクライナ軍がロシア領内への長距離攻撃を行うことを認めるよう促した。

東シベリアのトゥヴァ共和国の学校で講演するプーチン大統領

Vladimir Putin holds an open lesson "Conversations about the Important" in a secondary school in Kyzyl (Tuva Republic)Putin also said that tourism in Tuva is developing "at a crazy pace", the republic is very beautiful, "to put it simply". pic.twitter.com/tGAw1uvUkA— Russian Market (@runews) September 2, 2024

 

Sputnik/Vyacheslav Prokofyev/Pool via REUTERS

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