自著をヒットさせてきたライターが語る「本を出したい」人が知っておきたいこと【出版業界】
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月25日 17時55分
本をつくっている間、著者はあらゆる方向から自分自身を観察することになります。おそらく、これほどまでに自分と向き合う時間は人生で何度もない経験でしょう。ときには「この先、自分はどう生きるべきか」を発見することもあります。人によっては、自分の使命のようなものを見つけることもあります。
だからやはり、大変だけれど、やりがいを感じる行為でもあります。そうやって生み出した書籍のコンテンツが読者に届き、「役に立った」「人生観が変わった」と言われれば、とてつもない幸せにもなります。
◇ ◇ ◇
佐藤友美(satoyumi)
ライター/コラムニスト 1976年北海道知床半島生まれ。テレビ制作会社勤務を経て文筆業に転向。日本初のヘアライターとして、ベストセラーとなった『女の運命は髪で変わる』(サンマーク出版)や『書く仕事がしたい』(CCCメディアハウス)、『ママはキミと一緒にオトナになる』(小学館)などを執筆。自著はすべて重版している。わかりやすい解説でテレビ・雑誌・講演などの出演オファーが絶えない。自身の著作のみならず、ビジネス書、実用書などの執筆・構成を手掛ける書籍ライターとして50冊以上の書籍の執筆に関わっている。特筆すべきは、自著・ライターとしての書籍63冊のうち29冊は持ち込み企画であることと、持ち込み企画のほうが重版率が高いこと。
近年は、日本で最も入塾倍率が高いと言われる「さとゆみビジネスライティングゼミ」を主宰。ライターだけではなく様々な職業のビジネスパーソンを「書ける人」に育てている。卒ゼミ生と運営するメディアCORECOLOR(コレカラ)の人気連載「編集者の時代」には、ベストセラー編集者が続々登場し、出版業界で話題を集めている。
『本を出したい』
佐藤友美[著]
CCCメディアハウス[刊]
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