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キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」

ニューズウィーク日本版 / 2024年10月6日 10時0分

「ロータス・フラワー・ティアラ」は、クイーン・マザーことエリザベス王妃のもう1つのコレクションであった。1923年の結婚祝いに贈られたネックレスをリメイクして、このティアラを制作している。

このティアラは伝統的な使用方法として髪の上に着用することも、また1920年代のトレンドであった額に巻くバンドゥとして着用することも可能であった。

クイーン・マザーの末娘であるマーガレット王女は1960年代から1990年代までこのティアラをたびたび着用。そして2002年のクイーン・マザーの逝去後は、エリザベス女王のコレクションとなっていた。

そのティアラが再び姿を現したのが、2015年にキャサリン妃が王族として初めて出席した国家晩さん会であり、その時の国賓は中国の習近平主席であった。その後、チャールズ国王主催としては初めて開催された2022年12月の外交レセプションでも着用している。

その後、2024年に日本の天皇・皇后両陛下を迎えた晩さん会では、療養のために欠席したキャサリン妃に代わり、チャールズ国王が義理の妹にあたるエディンバラ公爵夫人ソフィー妃に貸与し、このティアラが再び披露されている。

■【関連動画】「ロータス・フラワー・ティアラ」を着用したソフィー妃 を見る

「ラバーズ・ノット・ティアラ」を着用したキャサリン妃

The #DuchessofCambridge looking resplendent in #PrincessDiana's famous Lover's Knot tiara last night pic.twitter.com/sKFgnsN8QH— Times Style (@TimesStyle) December 9, 2015 2015年12月 初めて「ラバーズ・ノット・ティアラ」を着用したキャサリン妃

■【写真】2018年、2022年、2023年にも「ラバーズ・ノット・ティアラ」を着用したキャサリン妃 を見る

[エリザベス女王の祖父]ジョージ5世の妻であるメアリー王妃は、叔母であるケンブリッジ公爵夫人アウグステ(オーガスタ)妃が所有していた歴史的なティアラを再現するために、1913年に宝石商「ガラード」に制作を依頼したレプリカが「ラバーズ・ノット・ティアラ」である。

ダイヤモンドのフレームには、ダイヤモンドのリボンをつけた真珠が揺れ、キャサリン妃が着用した中でも、最も大きなサイズのティアラとなる。

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