「政治的野心の塊」メーガン妃はなぜ今回の大統領選で沈黙したのか?
ニューズウィーク日本版 / 2024年11月6日 17時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部 for WOMAN
<足を引っ張る? 政治的野心があると言われるメーガン妃が、今回の大統領選への関心が低いと考えることは難しい...>
メーガン妃が今回のアメリカ大統領選キャンペーン中に沈黙を守ったことは、2000年にドナルド・トランプ氏からの反発を招いた時と比較して、大きな転換を示している。
この数カ月にわたる激しい選挙キャンペーンの末、票の行方がどのように決着するかはまもなく判明する。
カマラ・ハリス副大統領にはビヨンセやテイラー・スウィフトなどの多くのセレブからの支援があったが、1人の大きな支援者の不在が目立った。それはサセックス公爵夫人ことメーガン妃だ。
メーガン妃が候補者を支持しない理由はあるかもしれない。または投票を促す活動に参加しない理由、つまり彼女が選挙に参加することで賛否が分かれる結果を生むことは本誌の調査でも判明している。過去4年間のメーガン妃の政治活動の動きを振り返る。
2020年 大統領選のメーガン妃とヘンリー王子
2020年の大統領選では、メーガン妃は候補者支持を表明しない選択を当初とっていた。この頃、夫妻は王室とつかず離れずの関係を実現しようとしていた時期でもあったからだ。
しかし、メーガン妃、そしてその後はヘンリー王子もアメリカ人に投票に行くことを呼びかけるキャンペーンに参加し、トランプ大統領(当時)をホワイトハウスから追い出すことに加担するような発言をしていた。
2020年6月、メーガン妃は母校イマキュレート・ハート高校の卒業生に向けてジョージ・フロイド氏の死を悼む中で、投票を呼びかけるスピーチを次のように行った。
「愛をもって進み、思いやりをもって進み、声をあげましょう。皆さんはこれまで以上に強く自分の声をあげられるようになります。皆さんの多くは18歳になったばかり、あるいはもうすぐ18歳になるでしょうから、投票に行きましょう」
そして「私の唯一の失言は、何も言わなかったこと」と述べた。後にカマラ・ハリス氏はTwitter(当時)で「メーガンさん、この力強い言葉をありがとう」とシェアしている。
■【関連画像】カマラ・ハリス氏がメーガン妃に贈ったメッセージ を見る
メーガン妃のスピーチは当初は好意的に受け止められていたが、その後、民主党主催の投票推進活動に参加し、「私の友人ミシェル・オバマの『We All Vote』に参加できて嬉しい」と発言したことから風向きが変わり、批判が高まっていた。
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