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【中学・高校受験】「わかった気になる」オンライン学習の落とし穴...効率よく弱点を埋める「オレオ学習法」

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月18日 15時40分

最近ではオンラインで学習する機会が飛躍的に増えました。タブレット、スマートフォン、コンピュータで学ぶことが日常的になっています。ただ、オンライン学習には落とし穴があります。

それは、「なんとなくわかった気になる」という錯覚現象です。せっかく勉強するのですから、これだけは避けなければなりません。特に、メタ認知能力の低い人や、自主的に勉強するのが苦手な人は、オンライン学習の際には気をつけてください。

こうした落とし穴を避けるため、オンライン学習でも、必ず手書きでノートを取り、自分で考えて書いてまとめるようにしましょう。自分が何がわかっていて、何がわからないのかを確認するのにも、「ライティング」が最適です。

テーマについて書くことほど、メタ認知能力を向上させる近道はありません。次の項目でオレオ公式を使った学習法をご紹介します。

国語も算数も!オレオ公式を応用した万能な「オレオ学習法」

第2章で、「オレオ公式」でごくごく短いエッセイを書いてみる練習をしましたね。せっかくなので、オレオ公式を使って勉強する「オレオ学習法」にも挑戦してみましょうか。(「オレオ公式」についてはこちらを参照:【中学・高校受験】「4行でまとめろ」ハーバードで150年伝わる作文力を一気に底上げするスキル)

「オレオ学習法」とは、考えをロジカルな文章に書いてまとめる「オレオ公式」のライティング方法を勉強に応用したものです。勉強したことをオレオ公式で整理すると、頭の中で情報が整理されるため、より深く理解できます。つまり、メタ認知学習法の項目でお話ししたように、理解していることと理解できていないことが明確になり、勉強の効率が上がるというわけです。

書いて学ぶ「オレオ学習法」のやり方は、次のとおり。

ステップ1:学んだことをオレオ公式に沿って、4行で書く。
ステップ2:書くときはそれぞれ1行、1段落で書くこと。
ステップ3:書き終えた4段落を合体させ、ひとかたまりの文章にする。

学んだことをしっかり理解して応用できるようにするためには、自分の手で書いて学ぶのが一番です。ハーバード大学の各学科でも書くプログラムが導入されているのも、そのためです。私たちも、学んだことを書いて、自分の言葉で表現することで身につけていきましょう。

算数の記述問題

近ごろ、中学受験などでも、算数の問題で、答えだけでなく、どうやって答えを導き出したのかを書かせる記述問題が増えてきているようです。せっかく答えが正解しているのに、この記述がうまく書けなければ高得点はねらえませんね。

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