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【中学・高校受験】理解力と記憶力が爆上がり! ハーバード大が証明した「手書き」の効果

ニューズウィーク日本版 / 2024年11月20日 15時30分

研究グループは、この結果から、「読んだ内容を自分の言葉で新たに書き直すと、長く記憶に残りやすい」という答えを導き出しました。

この2つの大学の実験は、いずれも、学んだことを、自分の言葉にして誰かに説明することがもたらす学習の効果の高さを証明しています。

ユダヤ式の家庭教育、「ハブルータ学習法」

ユダヤ人は教育熱心なことで知られています。彼らの教育方法の中でも、「ハブルータ」と呼ばれる学習法が有名で、これは「お互いに教え合う」学習法です。

彼らは、「人に説明できなければ知らないことと同じ」と考えて、子どもたちには、教えることと同時に自分の言葉で説明させるようにすすめています。子どもたちはやがて、ほかの人たちにも説明できるようになり、学んだことを確実に自分のものにしていくのです。

先ほどの大学での実験でもわかったように、集めた情報を自分の言葉で文章にすることも同様の効果が期待できます。もしかしたら、それ以上かもしれません。なぜなら、書くためには、口で語るだけよりもずっと深く考え、もっときちんと理解していなければならないからです。そのようにして得た知識が長く記憶に残ることは間違いありません。

『作文宿題が30分で書ける! 秘密のハーバード作文』
 ソン・スッキ[著] 岡崎暢子[訳]
 CCCメディアハウス[刊]

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ソン・スッキ

1965年生まれ。大韓民国を代表するライティング・コーチ。ソン・スッキ作文センター、アイデアウイルス代表。稼げるライティングソリューションを提供し、企業と個人のマーケティングコンサルティングを担う。慶熙大学にて国語国文を専攻し、卒業後は、放送局、広告代理店、新聞社、雑誌社、女性向けポータルサイト、出版社などで経験を積む。執筆活動歴35年、ライティング指導歴20年。『150年ハーバード式ライティングの秘密』は韓国で10万部のロングセラー。

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