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韓国12.3戒厳令が教える直接選挙による大統領制の負の側面

ニューズウィーク日本版 / 2024年12月11日 20時0分

各種世論調査会社の調べでは、「次期大統領として誰が最もふさわしいか」という問いに対して、李在明(イ・ジェミョン)共に民主党代表が47.5%と圧倒的なリードを示した。一方、与党国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)代表は13.3%に留まっている。この他、曺国革新党代表6.0%、洪準杓(ホン・ジュンピョ)大邱市長5.6%、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長4.7%、李洛淵(イ・ナギョン)共に民主党前代表3.4%、元喜龍(ウォン・ヒリョン)前国土交通部長官2.7%の順となっている。

このままでいけば、尹錫悦大統領に引導を渡すのは与党ではなく野党による弾劾訴追となる可能性が高く、次期大統領も最大野党の代表の李在明で確定となりそうだ。ただ李在明も2021年の大統領選候補当時、自身の疑惑に関して虚偽の発言をしたとして、この11月15日に公職選挙法違反の罪で懲役1年、執行猶予2年の判決を受けている。仮に最高裁で結審する確定する前に大統領に就任しても、任期中に当選無効の刑が確定すれば、大統領職が失われる恐れもあるという。

尹錫悦の次の大統領についても、弾劾とろうそく集会がなくなることはなさそうだ。

ペンライトを手にK-POPコンサートのようなろうそく集会

MZ世代の若者はアイドルグループのペンライトを手にライブのようなスタイルでろうそく集会に参加している JTBC News / YouTube

釜山の女子高生、吠える

釜山のろうそく集会では女子高生がマイクを握り「弾劾決議に参加しない釜山選出の国会議員17人の名前を忘れないでください。あなたたちは何のために釜山を代表する国会議員を務めているのですか?」と檄を飛ばした。 부산MBC뉴스 / YouTube

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