地下鉄で火をつけられた女性を「誰も助けず携帯で撮影した」事件がえぐり出すNYの恥部

事件の翌日、グアテマラ出身の不法移民、セバスチャン・ザペタ容疑者が逮捕され、第一級殺人と放火の罪で訴追された。警察は事件について、特定の人物を狙ったものではないと説明している。

動画の中で炎に包まれた女性を助けることなく、その横を歩いて通り過ぎていく様子が捉えられていた警察官についてコメントを求めたところ、ニューヨーク市警は23日の記者会見で説明すると述べた。

ニューヨーク市警のジョセフ・グロッタ交通局長はその23日、問題の警察官の対応は適切だったのかという質問に対して、「彼の同僚の警察官らが地下鉄の職員を呼びに行き、消火器を持ってきて、最終的には火を消し止めた。彼は自らの職務を完璧にこなした」と述べた。



それでもポスナーは、周囲にいた人々がなぜ火を消そうとせずにこの恐ろしい光景を撮影していたのか、問題の警察官はなぜ、せめて上着を脱いで火を消そうとはしなかったのか疑問を呈した。

ポスナーは、同じ状況に置かれた場合に自分がどうするのかは分からないと認めた上で、今回の事件は「社会の無関心にどう対処すべきかを問い直す重要な分岐点になるかもしれない」と述べ、こう続けた。

「誰もが英雄になれないのは分かる。だが目の前で起きていることをただ録画しているよりもましな行いはあるはずだ」

【閲覧注意】【画像】警官はただ通り過ぎた？
Woman dies after being set on fire on a NYC Subway. Why did these two police officers or some type of city workers, just walk by and do nothing.. @NEWSMAX @elonmusk @FBI @FoxNews pic.twitter.com/H8LOq8qdic— Benny Rosalez (@RosalezBenny) December 23, 2024



【画像】理由なき蛮行
A man set a woman on fire while she was sleeping early on a NYC subway on Dec 22, and the victim was later pronounced dead. The NYPD has arrested a suspect, 33-year-old Sebastian Zapeta, who reportedly entered the US from Guatemala in 2018. The suspect's motive remains unclear. pic.twitter.com/p78baHylIx— Shanghai Daily (@shanghaidaily) December 23, 2024