1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ロシアの航空機、相次ぐエンジントラブルで空港にリターン 長引く経済制裁で航空業界の「墜落」も近い

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月8日 16時57分

一方、新年を目前にした2024年12月30日、UTエア航空の「アントノフAn-24」ターボプロップ機が、滑走路に近づいたところでエンジントラブルに見舞われたが、無事に着陸にした、と「Nashgorod」が報じた。

ロシア連邦航空運輸局(ロスアヴィアツィア)は、一部の航空機からまだ使えるスペアパーツを取り外して他の航空機の故障箇所に取り付ける「カニバリゼーション」で、航空機のメンテナンスを何とか間に合わせようとしてきた。



しかし、制裁はロシアの航空業界に打撃を与え続けるだろう。分析会社オリバー・ワイマンによれば、ウクライナでの戦争が始まる前に1000機以上あったロシアの民間航空機の数は、2026年には半分以下になると予測されている。

乗客の安全に対するリスクも高まるだろう。ロシアの独立系新聞「ノーヴァヤ・ガゼータ」は、2024年11月までの1年間に発生した航空機事故は208件で、前年同期と比べて30%増加したと報じている。



戦争が終わったとしても、欧米企業はロシア航空産業との取引をためらうかもしれない。ロシアは、欧米からリースした航空機を期限が来ても返さないからだと、オリバー・ワイマンは指摘した。
(翻訳:ガリレオ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください