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トランプ新政権はどうなる? 元側近スティーブ・バノン氏が予測、「歴史に残る2つのこと」とは?

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月20日 16時10分

スティーブ・バノン氏 USA TODAY NETWORK via Reuters Connect

ナタリー・ベネガス
<スティーブ・バノン氏が1月19日、次期大統領ドナルド・トランプ氏の2期目を前に、歴史に残る「トランプ時代」について自身の予測を語った>

有名な右翼系ポッドキャスターであるスティーブ・バノン氏は1月19日、次期米大統領ドナルド・トランプの2期目に先立ち、政治における「トランプ時代」に関して歴史に残る点を2つ予測した。バノン氏は、1期目のトランプ政権で主席戦略官を務めた人物だ。

バノン氏はどんな人物か

バノン氏は、忠実なトランプ支持者として、2016年の大統領選挙戦で重要な役割を果たし、1期目の初期に首席戦略官を務めた人物だ。筋金入りのポピュリスト、かつ国家主義的な政策の支持者として知られており、政権入りする前から2018年までは、米右派オンライメディア「ブライトバート・ニュース」の会長を務めていた。

2017年にトランプ政権を去ったあとも、右翼メディアでの発言力は衰えず、ポッドキャスト「Bannon's War Room」を立ち上げ、トランプ氏が推進する「MAGA(Make America Great Again:米国を再び偉大にする)」を支持し続けている。メディア活動を再開したのは、2024年10月に刑期を終えて出所したあとだ。バノン氏は、2021年1月6日に起きた米議会襲撃事件を調査する下院特別委員会から召喚状が発行されたにもかかわらず、これに応じず、議会侮辱罪で起訴され、有罪判決を受けて服役した。

トランプ氏は、1月20日の大統領就任に向けて準備を進めているが、トランプ批判派からの反発は止んでいない。次期政権で、強硬な移民対策をはじめとする、異論の多い政策を実施しようとしているからだ。

トランプ2期目はどうなるのか?

バノン氏は1月19日、米ABCニュースの政治討論番組「ジス・ウィーク」に出演し、司会者ジョナサン・カールのインタビューに応じた。そして、トランプ政権について長く歴史に残ることになるであろう点を2つ予想した。

「歴史が記されるとき、自分やイーロン・マスク氏、タッカー・カールソン氏(元FOXニュース司会者でトランプの盟友)は皆かき消され、脚注で言及される程度のささいな扱いを受けることになるだろう。歴史に残るのは2つのことだ。元下院議長のナンシー・ペロシ氏や、民主党の上院院内総務チャック・シューマー氏も忘れ去られる。のちのちまで残るのは2つのこと。それは、トランプ氏とMAGA運動だ。これが米国の政治を変えつつある」とバノン氏は語った。

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