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不法移民追放、仮想通貨の規制緩和......トランプ2.0の米経済に忍び寄る「リーマン2.0」

ニューズウィーク日本版 / 2025年2月4日 16時0分

当面の最大の問題は金利なのだ。市場はインフレの継続を予想しているので、長期金利が上昇中。4~5%と、近年の最高水準にある。まだ景気を冷やしてしまうほどではないが、FRBはこれから利上げと利下げの間で揺れるだろう。大統領、そして周辺もインフレ抑制を第一にするか、利下げ・ドル切り下げによる国内生産の振興と輸入の抑制を狙うかで揺れている。

だから、トランプ新政権は難しい問題は先延ばし。市場はその煮え切らない態度が見えるから株価は伸びず、金価格は上昇度を強めている。1987年10月の「ブラックマンデー」も、こうしたはっきりしない状況で突如起きた。この時ドルは円などに対して5%以上も下落した。

まな板の上の鯉(こい)=日本は、まだ生きている。料理人が食中毒を起こしている間に、とにかく予算案を通して足腰を強くしておかなければならない。まな板から跳び出ることができるように。

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