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ガザを「解体現場」にしたのはそもそも誰か?── イスラエル極右と同調するトランプにアラブの報い

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月27日 20時1分

「彼らはパレスチナ人のためにどんなプランを考えているのか。全員を(ガザから)出て行かせたいと思っているのか。すべてのパレスチナ人をガザから送り出すことに、アラブ世界は賛成しているのか。もし賛成だったら驚きだ」

 

ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス前代表は26日、X(旧ツイッター)にこう投稿した。「すべてのパレスチナ人をガザから追放することでハマスの問題を『解決』するというのは、イスラエル極右がかねてから主張している案で、強制的な国外追放という重大な戦争犯罪だ。もしアメリカの兵器を使って実行された場合は、トランプはそれを支援し教唆したとして起訴されるかも知れない」

進歩主義的な政治アナリストのオマル・バダーは25日夜、Xにこう投稿した。「トランプ大統領はガザの民族浄化をあからさまかつ明確に呼びかけている。勘違いしてはならない。イスラエルがパレスチナ人を完全に抹殺し、パレスチナ人の自由と正義を求める戦いを根絶するのに、トランプは手を貸そうとしている」

パレスチナ系アメリカ人のコメディアン、サミー・オベイドは26日朝にXにこう投稿した。「この計画は最初から一貫して民族浄化だった。事態を注視してきた人間にとって、トランプのコメントは驚きでも何でもない。ガザはバイデン政権の下で15カ月にわたって文字通りじゅうたん爆撃を受け、飢餓状態に置かれていた。

自分の政権は他の政権に比べてパレスチナ人のために尽くしているなんてたわごとはたくさんだ。それに、状況を注視してこなかった人のために言っておくと、どんなもうろく爺さんがアメリカ大統領であろうと関係なく、パレスチナ人は自らの権利と祖国を守るために戦う用意がある」

 

【随時更新】トランプ政権2.0

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