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異例の好条件で連邦政府職員に早期退職を迫るトランプの真意

ニューズウィーク日本版 / 2025年1月30日 17時29分

優遇措置に釣られて、早期退職に応じないよう、ケーン以外の民主党議員も次々に連邦職員に警告を発し始めた。

ジャスミン・クロケット下院議員(テキサス州選出・民主党)は28日にXに次のように投稿した。「トランプは連邦政府職員に偽りの早期優遇退職を持ちかけた。彼らがそれを受け入れたとたん、約束を握りつぶし、彼らが職場を去るが早いか、自分に忠実な無資格の未経験者を後釜に据えるだろう」

ジェリー・コノリー下院議員(バージニア州選出・民主党)も28日、「ドナルド・トランプは、自身と『プロジェクト2025』を策定した(右派の)仲間たちが思いつく限りの策略を駆使して、公務員の職を政治的乗っ取り屋で埋めようとしている」と、Xに投稿した。「これは茶番だ。このオファーにだまされるな。トランプはこれまで自分のために働いた全ての人間にそうしてきたように、あなたをゴミのように捨てるだろう」



コノリーはこれとは別に下院監視・説明責任委員会のメンバーである民主党議員にシェアした文書で、次のように述べている。「ドナルド・トランプは、自身と『プロジェクト2025』を策定した仲間たちが思いつく限りの策略を駆使して、確立された公務員保護の制度を回避し、専門的なスキルを持つ公務員を排除して、政治的に自分に忠実な人間でその後を埋めようとしている」

OPMが送ったメールには、2月6日の期限までに早期退職に応じた連邦政府職員は優遇措置の対象となると明記されている。

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