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大阪のとある事故物件で収録中に起きた恐怖体験ーー配信スタッフを襲った“不気味な現象”を松原タニシが語る

ニコニコニュース / 2020年4月23日 11時30分

 殺人、自殺……様々な理由により、いわくつきとなってしまった事故物件を徹底的に語り尽くすニコニコ生放送番組「事故物件ラボ。番組にはMCとして事故物件公示サイト「大島てる」管理人の大島てると、事故物件住みます芸人の松原タニシのふたりが出演。

 ゲストにはオカルト・ホラーをこよなく愛するグラビアアイドルの小島みゆ氏、稲川淳二氏のモノマネでおなじみの芸人のBBゴロー氏がゲストが登場しました。

 「入った瞬間、思考が停止してしまうマンション」「おばあちゃんの臭いがする物件」など、松原氏がかかわった事故物件を写真とともにプレゼンします。

左から大島てる氏@Oshimaland)、松原タニシ氏@tanishisuki)、小島みゆ氏@pina_8_)、BBゴロー氏@ BeeBeeGoRo)。

※本記事はニコニコ生放送での出演者の発言を書き起こしたものであり、公開にあたり最低限の編集をしています。

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事故物件ラボ 過去放送記事まとめ


■入った瞬間、思考が停止してしまうマンション

松原タニシ:
 僕が今年引越した物件を見ていきたいと思います。

 こちらが7軒目の大阪の物件ですね。40代の自然死で自然死って何なのかな? 孤独死か? と思ったんですが、でも40代で自然死って何やろうなっていう。結局ちょっとわからないんです。これが玄関の内側から見たものです。

 中はとても綺麗で1Kで6帖か8帖だったと思います。自然死なので首を吊っていないんですよね。気になるのがクローゼット。開けるとびっくりしますよ。ボイラーです。まさかの収納がないっていう。

小島みゆ:
 邪魔だよ!

松原タニシ:
 ここに収納できるのかな? と思ったらボイラー。嘘やろ!? っていう。

BBゴロー:
 たぶん昔の電気温水器だったのかな。お湯が安いというもので、昔こういうところに住んだ時、電気温水器が置いてあったんです。

小島みゆ:
 ここは築何年ぐらいだったんですか。

松原タニシ:
 3、40年だったと思います。今まで住んだ物件は不思議なことが起きたりしていたんです。変な留守電が入ったりとか、映像で変な白い玉が撮れたりとか、すぐ気絶したりとかいろいろあったんですけど、ここはまったく何もない。まったく何も起きなくて、この物件に住んだことによってわかったことがあったんですけれど、人が死んだからといって、何か起こるわけではない。

 ただインターネット番組で、僕の引っ越し祝いで生配信をするみたいなのがあって、スタッフさんが配信の機材を持ってきて「夜10時から配信します」って言って、僕は仕事があってギリギリ10時に家に到着するみたいな感じだったんですよ。

 到着した段階で、そのスタッフさんが僕の部屋で配信の機材の端子をずっと抜いたり挿したりしているんですよ。「もう10時になりますけど、準備は大丈夫ですか」って言ってもまったく聞かずに、抜いたり挿したりしているんですよ。

 偉いディレクターさんが来て、「○○さん、何をやっているんですか」「抜いたり挿したりだけじゃ配信できないじゃないですか」って言って、「あっ! そうでした」ってそこから準備をはじめたから、開始が30分遅れたんです。

 どういうことなん? と問いただしたら、このマンションに入った瞬間から何も考えられなくなって、「そうだ! 配信の準備しなきゃ」って思って、機材に配線を挿すんですけど「配信の準備をしたらダメなんだ」となぜか思って抜いて、「違う! 配信の準備をしなきゃいけないんだ」って挿して、1時間くらいやっていたんです。

 という人によっては、変な状態になる物件。これが7軒目の物件ですね。だから大したことなくて、起きるとしても抜いたり差したりするだけっていう、本当にそれだけの物件。ここには1年住みまして、大阪のめちゃくちゃ便利なところで、2万7000円だったかな。でも1年経つと倍額になるので、次の物件を探そうということで物件候補を探しました。

■取り壊しが決定した孤独死アパート

松原タニシ:
 ここは大阪の西成区ですね。なかなかのアパートでしょう。

小島みゆ:
 トトロの家みたい。

松原タニシ:
 メイのお父さんは事故物件マニアですからね。

小島みゆ:
 えっ、そうなんだ!?

松原タニシ:
 オバケを見たいから、出る部屋を探してあの家を見つけて住んでいるんです。だから「まっくろくろすけ」が出てきて喜んでいるんですよね。ということなんですけれども、ここに入っていきます。

BBゴロー:
 風呂なし?

松原タニシ:
 風呂なしです。まだリフォームされていなくて、古い昭和の賃貸です。次にいきます。

 あの黒いシミのあたり、ちょっと畳の色が違うでしょう。あそこに布団を敷いて、そのまま孤独死されて亡くなったということですね。ここは70代のおばあさんが一人暮らしをされていたところで、そのまま誰も住まずにこの状態です。

松原タニシ:
 テレビなんですけれども、置きっぱなしにされています。

小島みゆ:
 シールも貼ってある。そのままですね。壁がビリビリなのはなんでだろう。

松原タニシ:
 ここは3万円だったかな。ただ、ここはめちゃくちゃ飛田新地に近い物件です。  

 画面左の茶色い建物が、今見ていた物件ですね。この物件の隣のブルーシートの建物ですが、1階を見てみると、廃墟なんですよね。

 廃墟の隣のボロアパート。3万円風呂なし。ここに住んだらいろいろな話が集まりそうなんで、「ぜひとも住みたいです!」っていうことだったんですけれど、どういうルートかわからないですが「事故物件に住んでるヤツでしょう?」ってバレてしまって。もう契約寸前だったんですけれど、「ヤツを住ませるなら取り壊す」って取り壊すことになったんですよ。だから結局無理になったんです。

BBゴロー:
 でも近隣の人は取り壊しになって、結構嬉しかったんじゃないですか。

松原タニシ:
 だからちょっといいことをしたのかな? っていう物件です。


■おばあちゃんの臭いがしみついた部屋

松原タニシ:
 最終的に借りられたのがこの部屋なんです。こちらが今住んでいる8件目の2DKの31,000円の物件になります。

BBゴロー:
 これは駅から近いんですか。

松原タニシ:
 駅から歩いて10分くらいです。この部屋はフルリフォームで、床もフローリングも壁も畳も、全部が新しいです。お風呂もトイレも綺麗です。

大島てる:
 一見すると今までで一番良さそうな物件じゃないですか。

松原タニシ:
 ただ唯一、トイレのドアを閉めると、おばあちゃんの臭いがするんですよ。これはなんだろうと思って不動産屋に行くと、「現場はトイレです」と。「ただ、どういう方がどうやって亡くなったか、わからないです」いうことでした。

 近隣住民の方に聞きますと、数ヶ月前から建物全体の腐敗臭がすごかったんですって。たぶんそれを全部フルリフォームして、トイレも綺麗にしてこの状態にしているんだろうけど、人間って腐敗すると溶けていくから染み込んでいくんですよね。

 現場がトイレで、特に寒いとお年寄りなんかはトイレで脳梗塞になったりとか心筋梗塞になったりとかで、人知れず意識を失うことがある。どうやって発見されるかというと、亡くなった後に腐敗した臭いで、「あのおばあちゃん、死んでいるんじゃないか」と近所の人が 連絡するということになるんですけれども、そういう物件なんですよ。

 なので、あれだけ綺麗にしているけれど、トイレの下の床に染みこんだものが臭いとして取れないんだろうなという物件です。

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