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MVP藤井聡太8冠「戦術進歩にどう対応していくかがテーマ」現将棋会館で最後の将棋大賞表彰式

日刊スポーツ / 2024年4月18日 13時46分

第51回将棋大賞表彰式の最優秀棋士賞を受賞してあいさつする藤井聡太8冠

第51回将棋大賞で最優秀棋士賞に選ばれた藤井聡太8冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が18日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた同賞の表彰式に参加した。所属する日本将棋連盟は今年秋、創立100周年記念事業として、JR千駄ケ谷駅前に新たな将棋会館を建設する。現在の会館で行われるのは最後となる。

藤井は昨年度、20歳10カ月で史上最年少名人に輝いたほか、8大タイトル全制覇を果たすなど、MVPにふさわしい活躍だった。このほか、名局賞(第71期王座戦挑戦者決定戦の豊島将之九段戦)、名局賞特別賞(第71期王座戦5番勝負第4局の永瀬拓矢王座=当時=戦)、勝率1位賞(8割5分2厘=46勝8敗)を受賞。特に、年間の勝率は、2016年(平28)10月のデビュー以来、自己最高となった。

受賞者を代表して「昨年度は実力以上の成績を残すことができました。また、印象に残る対局や出来事も多くありました。最近は戦術の進歩が早く、どう対応していくかが今後の自分のテーマになると思います。本年度も棋士として精進できるよう精いっぱい取り組みたいです」とあいさつした。

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